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第25話 決勝開幕! ガンダムファイター大集合
ストーカー:さて、みなさん。 第13回ガンダムファイトが開催されて、はや11ヶ月が過ぎ、地球各地でのサバイバル戦を生き残った、ガンダムファイター達による決勝大会が、いよいよ始まろうとしています。そしてその会場となるのは、そう。このネオホンコンです。 それでは! ガンダムファイト! レディーゴー!!
サブタイトルコール:決勝開幕! ガンダムファイター大集合
アナウンサー:ご覧下さい。こちら特設スタジアムは、まもなく始まる開会セレモニーを前に、異常な盛り上がりを見せています。 それもそのはず。世界各国のコロニーの首脳陣が、次々と集まり、現在全宇宙の実権を握っている、ネオホンコンのウォン・ユンファー首相に、表敬訪問を行っているのです。
ウォン:さて…お祭りの始まりです…
ウルベ:ドモン君。デビルガンダムの撃滅、ご苦労だった。 君のおかげで地球の、いや、コロニー連合の危機を救う事ができた。あらためて礼を言うよ。
カラト:だがな! 本当の戦いはこれからだという事を、忘れてもらっちゃ困るぞ!
ドモン:言われなくてもわかっている!
カラト:おお…
ドモン:必ず優勝してやるさ… 父さんを救うためにもな!
アナウンサー:さあいよいよ、全宇宙注目の、決勝大会が始まりました。世界各地での闘いに勝ち抜き、決勝大会に出場する栄光の戦士たちの出場です! 1番手は、ネオアメリカ代表の、ガンダムマックスター。重装甲と軽快なフットワークで、向かうところ敵無しの猛烈ファイター!
チボデー:ウォォォォ…
アナウンサー:狙った的は外さない。ギガンティックマグナム! 風を切り裂く! サイクロンパァンチ!
チボデー:シューーゥトォ!
アナウンサー:必殺技は、燃える拳のバーニングパンチです! そしてガンダムファイターは、ボクシング百戦百勝のコロニーチャンピオーン! チボデー・クロケットォー!
チボデー:やってやる! なんとしても優勝して、この国にアメリカン・ドゥリームを掴んでやるぜ! そして、生まれ故郷のある町を、希望の光で! 照らすんだぁー!!
アナウンサー:2番手の登場は、ネオチャイナ代表のドラゴンガンダム。
恵雲&瑞山:サイ・サイシー。 気合だ。気合を入れろ!
アナウンサー:その機体は、ネオチャイナ、4千年の技術の結晶! あらゆる物を噛み砕く、鋼鉄の牙、ドラゴンクロー! 相手の動きを封じる、フェイロンフラッグ! 焼き尽くせ、紅蓮の炎! ドラゴンファイアー! これらの技を使いこなすのは、史上最年少のガンダムファイター。サイ・サイシー選手です。
サイ:へっへへーん。 優勝は! このオイラが! 頂くもんね! 天国のお父様、おじい様! 宇宙最強の拳の寺として、我ら少林寺の再興はもうすぐです!
アナウンサー:続いての登場は! おや? あの華麗なる機体は! そう、ネオフランス代表の、ガンダムローズです!
これぞ騎士道シュバリエサーベル!
ジョルジュ:はぁぁぁぁぁっ!
アナウンサー:綺麗なバラにはトゲがある。敵にとどめのローゼスビット!
ジョルジュ:受けよ、我が洗礼! ローゼェス、スクリーマー!
アナウンサー:ガンダムファイターは、伝統あるサンド家の若き当主、ジョルジュ・ド・サンド様です!
ジョルジュ:マリアルイゼ様… このジョルジュ・ド・サンド、間違ってもご期待にはそむきません。 我が祖国の名誉と威信を守り抜くため、必ずや! ガンダムファイトの優勝を謙譲致します! はぁぁぁっ!
アナウンサー:今度は、ネオロシア代表のボルトガンダムが姿を見せました。 超強力! ビクトルエンジンの生み出すパワーは、モビルファイターナンバー・ワン!
アルゴ:ぬぅ…とぅあああ…!
アナウンサー:情け無用の巨大鉄球! グラビトンハンマーの一撃は、どんな相手も粉砕します!
アルゴ:ぬぅおおおおおおお!!
アナウンサー:そして、この機体を操るのはなんと! 宇宙海賊として悪名を轟かせた、アルゴ・ガルスキー選手! コロニー刑務所に収監されている部下たち同様、彼もまた囚人なのです!
ナスターシャ:これからだぞ! アルゴ・ガルスキー!
アルゴ:ふん。お前たちの指図を受けなくとも、優勝は勝ち取ってやる。その暁には、俺の仲間たちを釈放するという約束を守ってもらうぞ!
アナウンサー:そしてみなさんご静粛に! 次のガンダムは、一体どこの国でしょう! ネオジャパン代表は、新型機のゴッドガンダム。コロニー格闘技の覇者にして、キング・オブ・ハートの称号を持つ、ガンダムファイター、ドモン・カッシュ選手が、慣れない機体でどう闘うのか! まったく目が離せません!
ドモン:ゴッドガンダムよ…お前はシャイニングガンダムの分身だ… とぅああっ! シャイニングガンダム。俺と一緒にずっと闘い続けてくれた… ふぁぁぁ! ふん! えい! とぅぅぅ… はぁっ!! スーパーモードで俺を鍛えてくれた、シャイニングガンダム。最後の最後まで闘い抜いてくれた、レインと共に!
レイン:そうよ、ドモン。 私はあなたさえ無事でいてくれれば、それで…
ドモン:シャイニングガンダム! でもどうして! はぁっ…
レイン:ドモォン! 諦めないで! シャイニングガンダムのデータを、ゴッドガンダムに移すのよ!
ドモン:レイン… うおおおおおおっ!! シャイニングガンダムよ… 頼む! この俺の闘いを、いつまでもいつまでも見守っていてくれ! 闘いの中で得たお前の戦闘データは、しっかりと受け継いだ! そう、シャイニングガンダム! 俺とお前とゴッドガンダムは、まさしく三位一体なのだぁ!!
アナウンサー:さて、これまでに登場しました、5体のガンダムファイター達は、いずれも最強武闘家の証、シャッフルの称号を持っているという噂。 いやがうえにも今大会への期待は高まります!
ウォン:すると、あなたはあの5人の中に我々の求める最強のファイターがいるというのですね?
マスター・アジア:そうだ。
ウォン:しかし、他の国のファイター達も、強豪揃いのようですよ?
(アイキャッチ)
アナウンサー:さあ、引き続きご覧下さい! 次は、強豪ネオギリシャから、ゼウスガンダム! 威風堂々たるものではありませんか。 そして続くは、ネオオランダのネーデルガンダム。その巨大な風車の威力はいかなるものか。 はたまた、パワーに置いては群を抜くのか。マタドールガンダムはネオスペインです。 さらに!海から駆けつけたネオノルウェー、バイキングガンダム! ネオネパール、マンダラガンダム。 ネオデンマーク、マーメイドガンダム。 ネオインド、コブラガンダム。 ネオケニア、ガンダムゼブラ! そしてぇ… 次の選手が入場してきましたー!
アルゴ:やはり来たか、アンドリュー・グラハム! この俺との決着をつけるために! ううううう…ぬっ! お前が決着をつけようというならば、俺はいつでも相手になってやる! ネオカナダのランバーガンダム!
ドモン:ふっアルゴ! お前にとっては、厄介な奴が決勝に進出してきたものだな。 しかし…なぁっ!
シュバルツ:ふっふっふっふっふっふっふっ! どうやら全員無事決勝会場へたどり着けたようだな。
ドモン:ガンダムシュピーゲル! シュバルツ・ブルーダー! 生きていたのか!
シュバルツ:お互いにな…!
ジョルジュ:やはりムッシュ、おいでになりましたね。
サイ:ギアナ高地ではアンガトね。
チボデー:あんたには助けられたなぁ…
アルゴ:礼を言おう。
シュバルツ:気にする事は無い。 それより君たちとのファイトを楽しみにしている。 特にドモン・カッシュ! お前とはな…
ドモン:ああ…でも、あんたが無事で本当に良かった…そう、あのギアナ高地では、随分と世話になったからな。 こ、これは一体!
シュバルツ:明鏡止水の心よ!
ドモン:へぇ!?
シュバルツ:いいか! わだかまりややましさの無いすんだ心。それが明鏡止水。そしてその時こそ、人は己を超えた力を持つ事ができる。それがお前のスーパーモード!
ドモン:そうだ… あんたは俺に、色々な事を教えてくれた… だが最後には… その身をていしてまで! この俺をたすけてくれた!
シュバルツ:ふっふっふっふっふっふっふっふっ…
ドモン:なぜだ! あんた一体誰なんだ!
シュバルツ:ふっ俺はネオドイツのガンダムファイター。ただそれだけだ。それよりあれを見ろ!
ドモン:ネロスガンダムにジョンブルガンダム! ミケロ・チャリオットにジェントル・チャップマンか! だが二人とも、この俺が倒したはず!
ジョルジュ:そうです! 私もこの目で見ました!
チボデー:失格になったガンダムが、決勝大会に出るなんて、重大なルール違反だぜ!
サイ:オイラ言いつけてやる!
シュバルツ:待てっ! まだ大物が残っているらしいぞ!
アルゴ:んんっ!
ドモン:あっ…あれは! まさか! どぅああっ! ぐっ!
マスター・アジア:ゆくぞぉ! 風雲再起ぃ! うらぁぁぁっ!!
ドモン:間違いない! マ、マスターガンダム!
アナウンサー:そうです! この方こそ、東方不敗、マスター・アジア。 クーロンガンダムを駆り、我らがネオホンコンに、全宇宙の指導権をもたらせた、第12回。ガンダムファイト優勝者。 今回は、マスターガンダムに乗り換え、今、愛馬風雲再起と共に、堂々の入場です! この方あっての我がネオホンコン。 その実力は、すでに皆様もご存知でありましょう! そう、噂では! ネオジャパンの東京新宿シティに現れた謎のモビルスーツ軍団を、いとも簡単にその素手でなぎ倒したという、恐るべき技の持ち主。
マスター・アジア:てぇああっ!
アナウンサー:いかがでしょう。さらに驚くべきは、ネオジャパンのファイター、ドモン・カッシュとは、師弟関係と言う噂もあり、その連携プレーは、恐るべきパワーだと聞いています!
ドモン:超級!
マスター・アジア:覇おぉ!
ドモン&マスター・アジア:電影だぁんっ!
マスター・アジア:撃てっ! ドモン!
ドモン:はぁぁいぃぃ!
マスター・アジア:いやああああ!! 爆発!
ドモン:確かに、あんたは俺の師匠だった。でも、その師弟の縁も切ったはず!
マスター・アジア:うおおおおおお!! うああああああ!
ドモン:そうだ! 確かに俺はあんたを倒したはずなのに… なぜだ! 答えろぉ! 東方不敗!
マスター・アジア:うるさぁぁい! 何を寝言を言っておる! ワシはこうしてここにおる! なんの不思議があろうか… よいか! 今回の大会は、まず貴様らで総当りリーグ戦を行い、トップレベルの数名のみが選ばれる! そして、あのランタオ島で、本決勝のバトルロイヤルを行い、真の優勝者を決める! だが心してかかれよ! このワシはシード選手として、先にあそこで待っておる! そして、貴様ら全員を叩きのめし、東方不敗では無く、真の王者! 東西南北、中央不敗! スーパー・アジアと、なってくれるわぁっ! ふっはっはっはっはっはっはっはっはっ
チボデー:東!?
サイ:西!?
ジョルジュ:南!?
アルゴ:北!?
シュバルツ:中央不敗だとっ!?
ドモン:ならばぁ! 俺は宣言してやろう! お前に打ち勝つためにも! リーグ戦を全勝で勝ち抜くとぉ!
マーキロット達:何を言う! 俺たちは眼中にねぇってわけか! ふざけやがって! てぇっ…
アルゴ:なんと…
チボデー:ジャパニーズめ! 勝手な事言ってくれるぜぇ!
サイ:オイラ達もなめられたもんだねっ!
ジョルジュ:猪突猛進は相変わらず…
ウォン:まあまあ、せっかくの開会式です。そう血気にはやらずとも、明日から存分に闘っていただく事になる。違いますかな?
チボデー&サイ&ジョルジュ&アルゴ:くぅっ…(けぇっ…)
アナウンサー:ここで、開会にあたっての、ウォン首相のお言葉です!
ウォン:長い11ヶ月を闘い抜いたファイターの諸君。 まずはおめでとうと言っておこう。 だが、これからはもっと苦しい闘いとなるだろう。 なぜならば、君達には私の決めた決勝三ヶ条に従ってもらわなければならない。
カラト:なぁーにぃー?
ウォン:ひとぉーつ! 決勝大会においては、機体の交換、及び修理改造が何度でも認められる。 ふたぁーつ! 勝利のためにはコックピットを狙うのもよし。手段は問わず。
レイン:そ、そんな! それじゃファイターの命は!
ウルベ:なんという事を!
チボデー:派手なルールじゃねぇか!
サイ:そいでもって最後は!
ウォン:ふっ… みっつ! このルールの元に最終バトルロイヤルを勝ち抜いた最後の一体に、ガンダム・ザ・ガンダムの栄誉が与えられる!
(歓声)
ウォン:では開会を記念して、特別模範演舞を、ネオホンコンマスターガンダムと、ネオジャパンはゴッドガンダムにお願いしよう。
ドモン:おう!
マスター・アジア:ゆくぞ、ドモン!
ドモン:来い! 東方不敗!
ドモン&マスター・アジア:流派!!
マスター・アジア:東方不敗はぁ!!
ドモン:王者の風よっ!!
マスター・アジア:全新!
ドモン:系れぇつ!
ドモン&マスター・アジア:天破侠乱! 見よっ! 東方は赤く燃えているぅ!
マスター・アジア:ドモンよ! ワシが憎いか! 憎ければかかって来い! シャッフル同盟の一員としてかかって来い!
ドモン&マスター・アジア:いざ! 勝負っ!! うああああっ!!
ドモン:宣誓! 我らガンダムファイターは!
マスター・アジア:この手にガンダム・ザ・ガンダムの栄誉を掴むため!
チボデー&サイ&ジョルジュ&アルゴ&シュバルツ:己の技量の全てを持って闘かい抜く事を!今、ここに誓う!
ウォン:よぉろしい。 ここに、第13回ガンダムファイト、決勝大会の、開会を宣言する。
観客:わぁぁぁぁっ!
ウルベ:いよいよ始まりましたな…
ミカムラ:そう、全てはこれからです…
レイン:ドモン…
ドモン:父さん… 俺は… 必ず… 必ず父さんを助けるよっ! 東方不敗がどんな罠を張ってこようとも! 必ず優勝してみせる! キング・オブ・ハートの名にかけて! ゴッドガンダムとぉぉぉっ! 共にっ!!
(次回予告)
みなさんおまちかねーっ! ゴッドガンダム注目の第1戦、相手は優勝候補のゼウスガンダム。 その圧倒的なパワーに、ゴッドはピーンチ! ですが、ドモンの拳が真っ赤に燃えて、勝利を掴めと!轟き叫ぶのですっ! 機動武闘伝Gガンダム!「新必殺技! 爆熱ゴッド・フィンガー!!」にぃー! レディィィ…ゴー!
第26話「新必殺技! 爆熱ゴッド・フィンガー!!」へ
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