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第13話 大ピンチ! 敵は5大ガンダム




隊長:こちら東地区。デスアーミーの連中に西地区が襲われている。救援を頼む!

マスター・アジア:んん… こざかしい雑兵どもめが… 目にもの見せてくれるわぁぁ! そぉぉれっ! たたたたっちぇぇぇりゃゃぁ! ほいっほいっほいっほいっほいっとぅぉぉぉ!! つおおお! 今だドモン。

ドモン:うおおおおりゃあああ!! へっ次から次へとこれじゃ切りが無い! これも兄貴… いやキョウジのしわざか! ならばこの手で倒してやる! 一体残らず! はぁぁぁぁ!!

ストーカー:さて… ネオジャパンの新宿シティで、ドモンはマスターなる人物と再会しました… そして新たな運命の歯車が、回り始めたのです。さらにこの町では今、デスアーミーと呼ばれる謎のモビルスーツ軍団と、生き残った人たちが激しい戦いを繰り広げているのです。今日の相手はなんと、あの4人のガンダムファイターです。そしてさらに恐ろしい謎のガンダムが。 それでは! ガンダムファイト! レディーゴー!!



サブタイトルコール:大ピンチ! 敵は5大ガンダム



マスター・アジア:ピアノの曲が聞こえるですと?

通信兵士:ケーブル放送のチャンネルで、偶然キャッチされたんです。

市長:つまり、生存者が他のエリアにもおるというのかね。

通信兵士:おそらく…

マスター・アジア:助けを求める人々がいるのでしょう。

ドモン:ピアノに乗せたSOSか…

レイン:どこから発信しているか、わからないんですか?

通信兵士:かつて電波塔として使われていたタワーからだと確認されている。

マスター・アジア:地下放送局を開くには持ってこいの場所だな。

通信兵士:生存者がいるのは間違いない。

兵士:じゃあそこまで助けにいくのかい?

マスター・アジア:助けを求めている人々がいるとわかった以上、見過ごすわけにはいかんだろぉ。

通信兵士:うむ…見殺しにはできん。

市長:ま…待ってくれ! 生存者を助けるのも大事だが、ここの守りが弱くなるのは困る!

通信兵士:ううん…確かに…

マスター・アジア:いやいや最小限の人数で充分。

通信兵士:というと?

マスター・アジア:そうだな… 私を入れて二人…

市民:マスター自ら? たった二人で?

兵士:無茶だぜ! あそこは敵の支配しているエリアの中だ! やられに行くようなもんだぜ!

マスター・アジア:いや…大勢で派手に動けば帰って敵に悟られる。 そうは思わんかドモン。

ドモン:師匠…

マスター・アジア:ドモン。ワシと一緒に行ってくれるな!

ドモン:喜んで!

マスター・アジア:ふっ…  よいかドモン。 例え二機と言えども、敵は見逃してはくれんぞ。 心してかかれよ! ドモン:はい。師匠! さすがは師匠。 動きが軽い。

マスター・アジア:さっそくきおったぞドモン。 ワシらの力を知らんと見える… ゆくぞっ! たったったったったっ ちああー! うおおおお!! はああ! 見事だドモン。相当修行を積んだらしいな…

ドモン:師匠の教えがあればこそです。

マスター・アジア:ふむ…お前との修行時代を思い出すのぉ…

ドモン:久々に血が騒ぎます!

マスター・アジア:ゆくかドモン。

ドモン:はい!

レイン:目標のタワーは、我々の防衛エリアの外ですが、敵の警戒が手薄なルートがあります。四ツ谷から議事堂前を通り、霞ヶ関を抜けてタワーへと向かいます。このルートなら、戦闘を避けて進めます。ただし防衛エリアの外は電波妨害のため、こちらの連絡は出来なくなります。

市長:あの二人、まるで危険を楽しんでいるかのようだ。 他の連中とは全然違う。

兵士:彼らはガンダムファイターです。我々の常識は通じませんよ。

レイン:えっ… はい、タワーの周りにすごいエネルギー反応が4つも… ドモン達が危ない!

マスター・アジア:ドモンよ感じるか。 邪悪な気が我々を待ち伏せておるぞ。

ドモン:邪悪な気?

マスター・アジア:まっ 退屈しのぎには丁度よいわ。 どうだドモン。ここは一つ、どちらが先にタワーに着くか勝負しようではないか。

ドモン:勝負ですか?

マスター・アジア:お前の腕前見せてもらおう。とっ!

ドモン:師匠!

マスター・アジア:先にゆくぞ!

ドモン:ガンダムを置いて一人で行くとは… 負けませんよ師匠!

レイン:ドモォォン! 待ってよ! ガンダム並のエネルギーを持ったモビルスーツが、タワーの周りにいるのよ! それも4機! この先ひとりで行くのは危険だわ。 第一マスターはどこなの?

ドモン:ガンダム並のパワーを持ったモビルスーツ… まさか…

レイン:ドモン。私も行くわ。連れてって!

ドモン:レイン。この地下鉄はタワーまで行けるのか?

レイン:地下鉄? ちょっとまって… あるわ… 予定と同じコースでタワーへ行けるけど、列車は動いてないみたい。 ドモン:よし、俺はここから行く。

レイン:こんな所から? 無茶よ!

ドモン:ガンダムの右手の反応が遅い! 調整不足なんじゃないのか?

レイン:え? そうなの? あっドモン!

ドモン:ガンダムと一緒におとなしく待ってろ!

レイン:もう。私だってシャイニングガンダムのクルーなんですからね! ふん。

ドモン:ガンダムに乗って師匠に勝っても意味は無い。 レインも、ガンダムがあれば安全なはずだ。 デビルガンダムが気になるからな。 なるほど、この様子じゃ列車は走れないな。 師匠もここを通って行ったんだ… 俺も… ん?  レインのデータも相変わらずだな… まるで俺の専用列車だな… ん? こんな列車に一体誰だ?

チボデー:ふふっふっふっふっふっ… 久しぶりだな! ジャパニーズ!

ドモン:チボデー・クロケット! こんな所になぜ!

チボデー:ぷっ… 貴様と闘うためさ…

ドモン:なんだと! 一体どういうつもりだ!

チボデー:うおおおお!!

ドモン:どぅああっ… くっやめろ!チボデー! 今はそれどころじゃない! はぁっ

チボデー:とぅお…

ドモン:以前のパンチとは、ケタ違いだ!

チボデー:ふっどうしたジャパニーズ!この程度でTHE・ENDか? ふははははははは…

ドモン:チボデー…

チボデー:ガッデム! ぬぅぅ…

ドモン:助かったぜ… しかし…

レイン:全然調子いいじゃない!ほんとにもう。 ええっ? やだっ敵のモビルスーツがここに集まってきてる!? 私を狙ってるの? ちょっと待ってよ! ドモォォン!

ドモン:チボデーのパワー、スピード! あれは一体 ん? な…なに! 反対方向から列車が! 後ろからも? くぅ…


(アイキャッチ)


ドモン:前と後ろからか! どっちが早い……前か! ただの列車の暴走とは思えん… 誰かが俺を狙っているのか…ん?

サイ:上手く逃げたもんだね。さすがだよアニキ! でもね…ゲームはまだ始まったばかりさ。楽しんでもらえると思うよ、アニキ?

ドモン:はっ! 上で戦闘か! まさかレインが…いやあいつなら闘う前に逃げ出すか…

レイン:オートマチックじゃあんなにたくさん相手にできないわ! こうなったらモビル・トレース・システムを作動させれば! 私だって… ううう… あああ… うええっん… ああ… き…きつい… う…うう…うっ! あんた達、かかってらっしゃい! はぁぁぁぁ!! ふん! 女だからって! 負けないわよ!

ドモン:ここは一体… どぅおっ! くっ俺を狙ってる! うおお… この攻撃、俺がここに現れるのを待っていたかのようだ! これもデスアーミーの仕業か…ん? ネオロシアのアルゴ・ガルスキー! お前がなぜここに!

アルゴ:ドモン・カッシュ! お前を倒すためだ!

ドモン:お前の相手をしている暇は無い! はぁ!

アルゴ:ぬぅぅぅぅ…ぬっ?

ドモン:奴が列車を操っていたのか…

チボデー:アルゴ、のんな…

サイ:あっちゃああ… 逃げられちったか。 まっいいや。どうせ行き先はわかってるんだ。待ってなよアニキ!

ドモン:チボデーにアルゴ… 二人とも俺を狙ってた… 何故だ! ああ… 外からの光か! 運が良かったぜ! これ以上地下を進むのは危険だ。 おお… 丁度タワーの下だったのか… 師匠の事も気になる… 急ぐか!

レイン:あたるもんですか! はぁっ! えっ… いい調子よ。 がんばって早くドモンの所へ行かなくちゃ。 えっ何? あああっ!!

ドモン:こんな所に、本当に誰か居るのか? ん?ピアノか? 間違いない。この中からだ。 師匠。どうやら俺の勝ちですね… 助けに来たぜ!ピアニストさんよ! どうした助けに来たんだぞ…

ジョルジュ:ふっふっふっふっふっふっふっ… ようこそドモン・カッシュ。

ドモン:ジョルジュ! お前がピアノを弾いていたのか! 一体どういう事だ!

ジョルジュ:その答えが知りたいですか?

ドモン:答えだと? どぅわぁぁぁぁ…

サイ:久しぶりだねドモンのアニキ。

ドモン:サイ・サイシーお前もか! 全てはお前たち4人が仕組んだ罠だったのか!

ジョルジュ:やっと気づいたようですね!

チボデー&サイ&&アルゴ:はあっ!

チボデー:行くぜ!

アルゴ:勝負だ!

サイ:へっへっへっへっへっ!

ドモン:お前たちその力は!

サイ:はぁぁ… あたたたたたたたた!! いやああ!!

ドモン:くぅぅぅ… こいつも強くなってる… 一体… くぅあっ…

アルゴ:ぐぅおおおお!!

ドモン:うおおおお…!!

チボデー:まだまだ!

ドモン:どぅおおおお!!

ジョルジュ:ふっふっふっふっふっふ

ドモン:ぐぅ…

チボデー:驚いたかジャパニーズ!

サイ:強くなったろオイラ達。

アルゴ:体の中から力が溢れてくるかんじだ…

チボデー:信じられねぇほど素晴らしいぞ この力!

サイ:アニキも欲しいだろ!

ジョルジュ:あの方に頂いたこの力!

ドモン:あの方だと? キョウジ!

チボデー&サイ&ジョルジュ&アルゴ:へっへっへっへっへっへっへっ…

ドモン:お前たちがキョウジの手先になってしまったのなら、俺は負けるわけにはいかない! キング・オブ・ハートの名に懸けても!!

チボデー:こ…これは!

ドモン:なんだ! ガンダムが? どうしてここへ? はぁっ!レイン! ファイティングスーツを着るなんて、なんて無茶な!

レイン:敵が待ち伏せてて…

ドモン:はぁっ…! 奴らガンダムまで用意してたのか! こうなったら強行突破しかない!

チボデー&サイ&ジョルジュ&アルゴ:へっへっへっへっへっへっ

レイン:ドモン。あ、あれ…

ドモン:ん? なんだ!

ドモン&レイン:はぁぁ…

ドモン:あれもガンダムなのか…

レイン:あれは…!

ドモン:はあっ!

レイン:あ、あのガンダムよ! 私が襲われたのは!

ドモン:なんだって! まさか…

マスター:ダークネス… フィンガァァァ!!

ドモン:うああ… くぅ…すごい! これほどのパワーを持っているとは何者だ! まさか、デビルガンダムの! 奴もキョウジの手先なのか! ならば、叩きつぶしてやるぅぅぅ! ぐぅぅぅ… ぐぅぅぅぅ… ぬぅあああ… シャイニングフィンガーが、押されてる!? こいつのパワーは段違いに上だ! このままじゃ…

レイン:うう…

ドモン:レイン! いいか! 今のうちにコアランダーで脱出しろ! 一人ならなんとか逃げ出せる!

レイン:ドモン!

ドモン:急げっ!

レイン:なんで私だけ!! あなたも一緒に!!

ドモン:これは、俺とキョウジの闘いだ! お前をまきぞいにはしたくな…ああっ! レイン!

レイン:私、あなたのパートナーよ! だから一緒に闘うの…!

ドモン:レイン…!

(★は同時。)

★>ドモン:俺の

★>レイン:私の

ドモン&レイン:この手が光って唸る! お前を倒せと輝き叫ぶ! ひっさぁつ! シャイニングゥ… フィンガァァ! いぃぃけぇぇぇぇ!!

ドモン:うう… はあっ…

マスター・アジア:ドモン。

ドモン:師匠!

マスター・アジア:お前の話が本当なら、全ては罠だったのか… それにワシもまだ見た事の無い、巨大な角のガンダム…

ドモン:はい。なんとか二人で切り抜けましたが…

マスター・アジア:とにかく奴らの力はまだまだ計り知れぬ恐ろしさがあるらしい。 油断するでないぞ!

ドモン:はい、師匠!!

ストーカー:さて、なにやら物語にはさらに怪しげな雲が広がり始めました。 果たしてあの恐ろしいガンダムの招待は。そしてチボデー達は本当にデビルガンダムの手先になってしまったのか。これらは全て、ドモンの兄であるキョウジの仕業なのでしょうか… それとも、別の誰かが…



(次回予告)


みなさんおまちかねーっ! さらに驚きです。レインが見たものは、不気味な兵士たちの工場でした。謎が深まる中! またも襲い来るデスアーミー軍団! そしてライバルに苦戦するドモンの前で、ついにマスターの正体が明かされるのです! 機動武闘伝Gガンダム!「衝撃! シャイニング・フィンガー敗れたり」にぃー! レディィィ…ゴー!


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