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第3話 倒せ! 魔神ドラゴンガンダム
ストーカー:もしよろしければ皆様方に、このガンダムファイトをご説明させていただきましょう。そもそも60年前の事です。汚れきった地球を後に、宇宙へと登った人々が、コロニー国家間の全面戦争を避けるため、四年に一度、それぞれの代表選手を、ガンダムと名づけられたマシーンに乗せ、ファイトと称し、闘って、闘って、闘いあわせ、最後まで勝ち残ったガンダムの国が、コロニー国家連合の主導権を手にする事ができる。なんとスポーツマンシップにあふれた戦争を作り出した事か。ですが、残された問題が一つ。このファイトの舞台は地球。そう、我々の住む汚れ切った地球だったのです。しかし、今回の大会はなにやら様子が少し違うようです。
ドモン:そこのお前! この男に見覚えは無いか!
ストーカー:ふぅ さてこの写真がどのようなファイトの嵐を吹き荒らすのか! 今日のカードはネオチャイナのドラゴンガンダムですが、どんなファイターが乗り込むのかは…内緒。 それでは! ガンダムファイト! レディーゴー!!
サブタイトルコール:倒せ! 魔神ドラゴンガンダム
総師:よいか、サイ・サイシー…そちはこれよりドラゴンガンダムとともに地球へ降り、この宇宙の真の覇王たるはいずこの国か、その問いに、ネオチャイナの名を持って答えられるよう、しかとこころえ、必ずや勝利せよ… よいな… ならばゆけっ!
飛竜:ふふふふ…ついにガンダムがワシのものになった! さあ今こそ立て黒竜団! 燃やして! 壊して! 奪い尽くせぇ!
手下:うぉー!! ぎゃあ!!
人々:うぉー! うぉー! きゃあ! うわぁぁ! きゃああ!
恵雲:おおっ見なさい瑞山。
瑞山:嘆くな恵雲。
恵雲:とはいえ、盗賊などに成り下がるとは思いもせん事! やはり我々のとるべき道はただ1つ!
瑞山:いや待て!恵雲! あれを見ろ!
ドモン:はぁぁぁ……
手下:ぬおっ!
手下:ううっ!
ドモン:はぁぁぁ……
レイン:ドモォォン!
手下:へっへっへっへっへっへっへっへっ!
レイン:それ以上近寄らないで!本当に撃つわよ!
手下:ふうっふっふっふっぬぅおっ! ぬぅあっ! おおっ…
ドモン:はぁぁぁ……
手下:うわぁぁぁ! 引き上げろぉ!
レイン:ドモン! 何者なのこいつら!
ドモン:わからん! だがっ!! 奴らガンダムを持っている… レイン! シャイニングガンダムを出せ! ファイトだ!
レイン:OK!
恵雲&瑞山:いやつぁ待たれよ! お手前、なくてのガンダムファイターとお見受けした。 その上で願いがござる!
ドモン:んん!?
レイン:さあ大丈夫よ。 でもあまり動かさないようにね。
村人:ありがとうございます。
レイン:はぁ… でも本当にひどい状況ね。焼け残った薬だけじゃ足りなさそうだし… それにドモンは…
恵雲&瑞山:なにとぞ!
瑞山:なにとぞ、我らネオチャイナのガンダムファイターを!
恵雲:抹殺してはくださらぬか…
ドモン:なんだと?
瑞山:不思議に思われるのも無理はありません。
恵雲:ですが、二人して、考えに考えた末の事…
ドモン:お前たち、何者だ!
恵雲:これは失礼致しました。我ら、地球の少林寺に残る者…
ドモン:少林寺?
瑞山:左様。そもそも我ら少林寺…
ドモン:知っている!
恵雲&瑞山:ふぇ!?
ドモン:そう、かつては地上最強と呼ばれた拳の寺。ところが60年前、ほとんどの僧が、コロニーの竹林寺へと移り、今では、その寺の名を守るだけの場所。
瑞山:そこで我らの大僧正は、ガンダムファイトで、見事優勝すれば寺の再興も夢ではないと、幼い一人息子サイ・サイシーをコロニーの竹林寺へ登らせ、修行をさせ、めでたくドラゴンガンダムをさずかり、地上に戻ってくる事になりました。
恵雲:ですが…
恵雲&瑞山:事はご覧の通り、聞けば五台山を根城にしているとか。
ドモン:そこで、これ以上寺の恥が広まらないうちに、俺に始末をつけろと?
恵雲&瑞山:左様でござる。せめて、ガンダムファイトで敗れるのが情けかと。
ドモン:断るといえば?
瑞山:ふあっ!
恵雲:ふん!
瑞山:さすがっ!
恵雲:ならばっ!
恵雲&瑞山:とぅおおおおおっ!
レイン:はっ!
ドモン:あ!
瑞山:これでいかがかな…
恵雲:ご返答を!
ドモン:はぁ… レイン! 五台山で待ってるぞ!
レイン:ドモン… はっ!
瑞山:彼は願いを聞き入れて下さるかのう…
恵雲:恐らくはなぁ…
レイン:あのっ…これっもういいかな?
恵雲&瑞山:ふぇ!? し、し失礼いたしたぁ!
ドモン:ん?
サイ:くぅぅぅ…
ドモン:おい! 何をしている!
サイ:うっうううっ ふっわぁぁー!
ドモン:!?
サイ:ねぇ。 悪いけど乗せてってくんないかい?
ドモン:っ断る! 俺は先を急いでいるんだ!
サイ:あーそー どうしたの? おいらも急いでんだ。丁度いいか、ら早く行こうよ。
ドモン:いつの間に…
サイ:ねっ早く! すまないねぇアニキ。 助かっちゃったよ。
ドモン:ふっよく言う… まあいい。 それよりお前も旅をしているんなら、この男を見た事はないか?
サイ:んー? だれ?この人?
ドモン:知らなければ、それでいい…
サイ:はぁー! 村だぜ! アニキ! 今日はあそこへ止まろうよ!
ドモン:残念だが盗賊にやられちまってな! スッカラカンだ。
サイ:ひっひひっ大丈夫! オイラにまかせなよ! 悪く思わないでよっ!アニキィ! 村は祭りでにぎやかだから、丁度人手を欲しがってたんだ! でなきゃこの日ただで泊めてくれるとこなんて無いしね。 それにオイラ料理の修業中でね! ふうっ… ふぅー 疲れたびぃー!
ドモン:はぁ…
サイ:アニキ!
ドモン:ん? これは?
サイ:へっへー 料理の間にちょいとね…
ドモン:ふん。 転んでもただでは起きんな……あっ!?
人々:うおっ!? なんだ!? きゃあああ!!
モヒカン:野郎ども! 祭りだ丁度いい! たっぷりいただいていこぉぜ!
手下:うぉぉ!!
ドモン:また奴らか…!
サイ:はあっ! ドラゴンガンダム!
手下:とぉりゃ!
ドモン:伏せろ! ちぃっ! はぁぁぁ…… ふん!!
手下:ああ……! うあああっ! ううっ…
ドモン:あっ!しまった!コアランダーを! ぬお!? ガンダム!?
サイ:アニキ!
ドモン:どのみち奴とは、やりあう事になったな… そう、コアランダーを取り返すためにも…
(アイキャッチ)
サイ:ほらアニキ! あいつらあの昔の万里の長城の跡を利用して、根城にしてるんだって。 だから警護はばっちり。 ちょっとやそっとじゃ近づけない。
ドモン:お前やけに詳しいな。
サイ:へへーん そりゃ下調べはばっちり…ん?
ドモン:ん!?
サイ:あいやね。 だっておいらの行く先もあの砦の先だったからさ。おおそうだ、オイラ、ちょっと偵察してくるよ! ランダーに乗っけてくれたお礼に大サービスゥ! そいじゃ!
ドモン:オイ! 待て! なんだ…あいつは!
サイ:こっちこっちよっく見なさい!
手下:ん!?
サイ:アニキ!アニキ!
ドモン:どうした!いやにおそかったな あっ!
サイ:ほぉらねぇねぇ? こいつ、みなさんのアジトをこそこそ探ってたんですよ?
ドモン:お前どういうつもりだ!
サイ:へっへへーん ご時世だもんねー。
手下:なにが狙いだ言え! 貴様何をしにきた! えー!? おぅらっ!
ドモン:ううっ!?
手下:へっへっへっへっへっへっ おい!水をかけろ!
サイ:あっちゃあ…
手下:ううっどうだ? ちったぁ喋る気になったか?
ドモン:お前らに用は無い…!
手下:ぬぅおお…うっやっろぉ!!
飛竜:もういい! そいつぁ俺に用があってきたんだろぉ。
手下:へい
ドモン:ふっ! お前がドラゴンガンダムの、サイ・サイシーか…
飛竜:ん?
ドモン:こんな子分どもを使わなきゃ、俺と勝負できないとはな! これじゃあ、恵雲瑞山の二人が、泣くわけだぜぇ!
飛竜:何言ってやがる…
ドモン:せめて!! ガンダムファイトで勝負をつければどうだ!
飛竜:そうか! お前もガンダムを持っているんだな! なら!今すぐかたをつけてやる!
ドモン;ああっ! うあっ!
飛竜:とぅあああ!! よしっ! 牢に入れとけ!
サイ:ア…アニキ…
ドモン:ああ…
飛竜:小僧!
サイ:ひっ!
飛龍:お前もそいつの片割れか!
サイ:あっあっとっとんでもねぇ! オ、オイラは旅の料理人でして、お頭が強いって噂を聞いて、おつきの料理番になれたらなぁ〜。 って思って…
飛竜:ふんっまあいい好きにしろ!
サイ:ありがとぅぉーっすっ! へへーん。 これでお前とは縁切れさ!
ドモン:うっうう…
手下:はっはっはっはっはっ! あの小僧、料理の腕は確かに良いぜ! ああー。
サイ:あーにーきー! 勘弁してくれよなー。 こうして飯も運んできたんだからさぁ。 それに、みんなここに潜り込む為の作戦だったんだよぉ! その証拠に、牢屋の鍵開けちゃう。 えっさっ後はお好きにどうぞ。ランダーは、正門わきの倉庫の中にあるからねっ。
ドモン:んっ… んんっ…
サイ:んっへへっ… にぃーっ。 脱獄だぁ! 牢破りだぁ!!
ドモン:な、なんて奴だ。
サイ:ドモンが牢破りしたぞぉ!
飛龍:ぬおっ!
サイ:逃げた逃げた逃げ出したぁ〜!
手下:うおおっ!
手下:ぬぅおりゃぁー!!
ドモン:うぉぉぉぉぉ…!!
手下:うおおお…うああ…
飛竜:奴にランダーを渡すな! くぅぅ…! なにぃ!? 貴様っ!何をしている!
サイ:ふふん! オイラの大切なものを預かってもらったお礼をしたくてねぇ! へへっ! とぅぉぉぉ!!
飛龍:ぬおおっ…
サイ:ガンダムファイト国際条約第4条! ガンダムファイターは己のガンダムを責任を持って守り抜く事! へへっ!
手下:ええい…おおっ!
ドモン:後はサイ・サイシーを見つけて!
サイ:アニキ!
ドモン:ぬぅお!? ドラゴンガンダム!?
サイ:そう、アニキのおかげで、オイラのガンダムを取り返す事ができたよ! あんがとっ!
ドモン:それじゃお前が…!
サイ:大当たりぃ! オイラが! 本物のぉ! サイ・サイシーさっ!
ドモン:でもなぜっ!
サイ:へっへへっ それが実はねっ! コロニーから降りてきた時、ちょいとした事故でさぁ、気がついて見るとオイラとガンダムが別々の場所に落ちてたんだ。 無事だったのはいいけど、盗賊の道具に利用されちゃったってわけさっ!
ドモン:ふんっ それで俺を利用したってわけか… ならその礼は! ファイトで返させてもらうぞ!
サイ:よぉーし! ガンダムファイトスタンバイ! レディ!!
ドモン:ゴォォォォォォォォォォォォォ!! う…うう…う…うう…うあああ…ぐっ! うおおおおお!! ぐううううう!! うっぐっ!!
MTS:モビルトレースシステム、セットアップ! 脳波、血圧、心拍数、呼吸、体温、代謝機能、オールグリーン!
ドモン:はぁぁぁ… ふん!へい!はっ!はいっ!ふん!ふん! ふぅん!!てぇぇ…!たぁぁ!はっ!うぉぉぉぉ…ぬぅぅぅぅん… ふん!
サイ:よーし、オイラのドラゴンガンダムの初陣だ! とぅおおお!!
ドモン:ぬぅぅ少しはできるな! これなら少林寺が、お前に再興の夢を託すのもわかるぞぉ!
サイ:世話になったアニキだからって…容赦しないぜぇ!
ドモン:ぬぅぉぉぉっ… うっ おおおお…!
サイ:ふっ! ぬっ!
ドモン&サイ:てやああ!
ドモン:ふっ!
サイ:うわああ! うっやったなアニキ!! とぅあっ!
ドモン:はぁぁぁぁぁ…… ぬぅ!?
サイ:はぁぁぁぁ!!
ドモン:ぐうぅっ… ああっ! 旗だけ!? 奴は!
サイ:ふっふふふふふふふ… はっはっはっはっはっはっはっ! アニキ! オイラの姿が、見えるかな?
ドモン:旗に目がごまかされている… そこだっ!! なにっ!?
サイ:はっはっはっはっはっはっ! オイラはここさ!
ドモン:上か!?
サイ:もらったあぁ!! あっ!
ドモン:ひぃぃぃっさぁつ! シャァァァイニング! フィンガァァァ!!
サイ:ああああ…! あっあ!
鳥:ピーーッ!
ドモン:俺のこの手が光って唸る! お前を倒せと輝き叫ぶ! さあとどめだ! サイ・サイシー!
恵雲&瑞山:おっ待たれいっ
瑞山:その勝負、引き分けとしなされ!
ドモン:なにぃぃ…
恵雲:出なければ、お手前の首も、失う事になりますぞ?
ドモン:はぁっ!
サイ:どうするっ? アニキさえよければおいらも手を引くぜぇ?
ドモン:んんっ…ふんっ 口の減らない奴だ。 いいだろう! 今日のところは引き分けだ!
サイ:へっ…へへっ!
瑞山:ドモン・カッシュ殿! 今回は色々とお世話になりもうした。
恵雲:盗賊どもは、土地の警護団に任せましたでなぁっ。
恵雲&瑞山:また、2度とこのような事の無いよう、我ら二人がこのサイ・サイシーにつき、少林寺の跡取りとしてふさわしいものになるよう、みっちりと修行をさせますので、数々のご無礼、お許し下され。では…
レイン:あの子も、なんの関係も無かったようね…
ドモン:ああ… 残るはネオフランスとネオロシアか… だが、こいつぁかならず見つけてやる! 必ずなぁ… 行くぞ! レイン!
レイン:えっ? ええ!
(次回予告)
みなさんおまちかねー! 華麗なるガンダムファイター、ジョルジュ・ド・サンドに戦いを挑むため、彼に恋するお姫様をさらってしまうドモン! 怒ったジョルジュは、ガンダムローズでさっそうと出陣! パリの街を舞台に、騎士道と武士道が激しくぶつかりあいます! 次回!機動武闘伝Gガンダム!「いざ勝負! 真紅のバラの貴公子」にぃー!
レディィィ…ゴー!
第4話「いざ勝負! 真紅のバラの貴公子」へ
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