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第46話 レインの危機! デビルガンダムふたたび
マスター・アジア:おめでとうドモン。ガンダムファイト優勝者はお前だ。
ドモン:この炎は、俺の涙を焼き尽くす。 今こそ、本当の決別の時……
風雲再起:ヒヒィーーーンッ!
ドモン:そうだ、今は泣け、風雲再起! これが師匠のために流す、最後の涙だ……
風雲再起:ヒーヒィーーーンッ!
ストーカー:こうして、マスターとドモンの悲しい対決に、一応の集結が付きました。ですが、物語はまだ終わりません。そう、全宇宙を巻き込んで、更なるファイトが展開されるのです。どうやら、私はまだまだ叫ばなければならないようです。それでは! ガンダムファイト! レディーゴー!!
サブタイトルコール:レインの危機! デビルガンダムふたたび
ホイ:ねぇねぇ、おじいちゃん急いでよ! ドモン兄ちゃんの表彰式が始まっちゃうよ!
ハン:ほほほほほほほほ。そう急ぐでない。風も出てきたし、充分に間に合う。それに今日はいい天気じゃ。
ミン:ううーーん……
ホイ:だからそうじゃ無くってぇ!
ミン:もおう! 風さん風さんもっと吹けぇっ!
ホイ:急げや急げ、急げぇー!
ミン:優勝パレード!
ホイ:送れちゃーう!
チボデー:はぁぁーぁ…… ドモンに夢を奪われたか……
サイ:少林寺再興も消えた……
ジョルジュ:けれど、不思議とさわやかな気分でいられます。
サイ:オイラ達いいファイトしたよな。
アルゴ:ああ。これなら仲間たちも納得してくれるだろう。 ん?
ミカムラ:これでいいはずだ。 もう心配無い、DG細胞は全て除去した。後はこのまま…… レイン……
レイン:ドモン、優勝したのね。
ミカムラ:ああ……
レイン:デビルガンダムを倒し、そして、マスターを……
ミカムラ:そうか……相手は自分の師匠だったな……
レイン:ん?
兵長:ミカムラ博士、お迎えにあがりました!
ミカムラ:迎え?
(歓声)
マスター・アジア:何がガンダムファイトだ! 何が理想的な戦争よ! 我が身を痛まぬ勝利が何をもたらす! 所詮はただのゲームぞ!
ドモン:うっ 師匠の言う通りだ…… ガンダムファイトとは一体なんなんだ! 俺たちファイターがこの1年で得た物はなんなんだ!
カラト:ドモォン! 優勝おめでとう! はっはっはっはっはっはっはっはっ! よくぞ我がネオジャパンに全宇宙の指導権を授けてくれた! ああ、なんたって我が国には、初のガンダム・ザ・ガンダムだ。これから4年間だはな……
ドモン:そんな事はどうでもいい!
カラト:ん? おうわかっておる。君の父上の刑も直ちに解こう。はっはっはっはっ これで君もワシも目的を達成できるというわけだ! そう、これで…… ど、どこへ行く! これから優勝式典だぞ!?
ドモン:ふうっうるさい! 俺はもう自由のはずだ、なんなら優勝も放棄してやろうか!
カラト:な、なに馬鹿な事を! おい、ドモン君! あああっ、アキノ君どうなってるんだねこりゃ! ん? あれは我が国の機動艦隊。 だが誰が軍などを動かしおった……
ウルベ:ふっふっふっふっふっふっふっふっ……
ドモン:レイン……終わったぞレイン、終わったんだ! 待っていてくれ、俺は今こそお前を…… なっ! こいつは……
ドモン:レイン! レイン! レイーン! おいレイン! レーイン! レイーン!
アレンビー:ド、ドモン……
ドモン:ア、アレンビー! はあっ無事だったんだな! アレンビー。
アレンビー:ドモン……
ドモン:大丈夫だ、もう大丈夫だぞ……
アレンビー:私、レインさんと闘ってしまったの。
ドモン:何?
アレンビー:DG細胞で犯されて、バーサーカーで狂わされて……
ドモン:じゃあ、あのライジングガンダムには、レインが乗っていたのか?
アレンビー:うん……
ドモン:レインがお前を救ったんだな……
アレンビー:うん……
ドモン:レインは…… レインは今どこだ?
アレンビー:それが……ドモンとはもう会わないって……
ドモン:なにいっ!?
ミカムラ:え? ウルベ少佐が?
ミカムラ:ああ、これ以上あれを地球に置いておくのは危険だ。だからコロニーに回収し、そこで一から軍事用に研究するつもりだった。
レイン:だからお父様……
ミカムラ:安心しなさい。 デビルガンダムは私が必ず完全消滅させるよ…… それよりも、お前はいいのか?
レイン:え? もう決めてしまった事だから……
ミカムラ:すまん、私のために……
レイン:私自身のためだから…… そう、ドモン…… 私はお父様と一緒に、コロニーへ行きます。 もう、あなたと会う事は無いと思います。
ドモン:馬鹿なっ!
だって、私のお父さんが仕組んだ事で、あなたはこの一年間ガンダムファイターという鎖に苦しめられたのだから……そう、全ては父の罪。そして父の罪は私の罪…… さようなら、ドモン……
ドモン:レイン、行くな! レイーン!うあっ ああっ……うっ…… レイン、レイーン!
レイン:私を追わないで、お願い!
ドモン:レイィィィィーンッ!
ウルベ:これはこれは…… 親子おそろいで……
ドモン:通せ、通してくれ! ううっ! どういう事だこれは!
兵士:これより先はネオジャパンの統治下に入る。
ドモン:俺はドモン・カッシュだぞ!
兵士:誰であろうと許可無くここを通すわけには……
ドモン:どけっ!
兵士:やめろっ! それ以上進めば……!
ドモン:ぐおっ、うっ…… なんだ!? な、なんだ……
チボデー:ドモーン! はっ どういうこったこりゃあ!
アルゴ:デビルガンダムを回収したのか?
チボデー:それにしちゃやり方が強引だな……
サイ:どうするんだ?
ドモン:レイン、なぜ行ってしまうんだ…… 俺には…… うっ…… うう…… お前が必要なのに……
レイン:ごめんなさい……
ウォン:ほおう、よく手に入れた…… これがウォンのレポートか。 ふん……奴がこれほどまでにデビルガンダムを研究していたとはな……ん? 生態ユニットとして必要なのは健全で強い生命力を持つ人間…… なるほど……ふっ!
(アイキャッチ)
ウォン:はぁーっ、はぁーっ……
チボデー:どうしちまったんだドモンは。
サイ:もう、ずっとああしてるよ?
ジョルジュ:最愛の師匠と恋人を一度に失ったのですから、仕方ないでしょう……
チボデー:たく、レインもなんだって一人で行っちまったんだ!
アルゴ:確かに。 だが俺たちだって、いつまでもここにいられるわけではない。
サイ:そっか。 みんなそれぞれの国に帰らなきゃならないんだよな……
ミン:ドモン。 レインお姉ちゃんの忘れ物。
ドモン:脳波通信機か。 もう用は無い。
ミン:あっ! もう、ドモンらしくないよ!
ミン:んんっ?
ミン:そんなにお姉ちゃんの事が好きなら追いかけてけばいいのにぃ!
ホイ:そうだよそうだよ!
ドモン:そんなに簡単じゃないのさ……
ミン:あっ……
ホイ:どこ行くのぉ?
ドモン:アレンビーを見舞ってくる!
ホイ&ミン:ああっ……
ドモン:俺が思えば……レインが苦しむんだ…… レインが……
ウルベ:自首?
ミカムラ:そうだ。
ウルベ:この期に及んで臆病風に吹かれたんですか?
ミカムラ:違う…… 娘が私を目覚めさせてくれたんだ……
ウルベ:それは困る。 私の計画が水の泡になってしまう。
ミカムラ:計画? もうこれ以上どうしようというのだ! デビルガンダムは破壊された。もうくだらん野望を抱くのはよせ!
ウルベ:見つかったのですよ。新たなユニットが。
ミカムラ:なんだと?
ウルベ:ウォンが調べ尽くした結論なのです。健全で力強い生命力を持つ人間が、このユニットにふさわしいとある。 それは、次の世代への生命を生み出すほどの、パワーを備えた生き物。
ミカムラ:まさか…… レインを!? 逃げろ、レイン!
レイン:お父様?
ミカムラ:早く、早く逃げるんだ!
レイン:ど、どうして! お父様!
ウルベ:生態ユニットに最も適しているのは……あらゆる生物の頂点に立ち、新しい生命を生み続け増やしていける者…… 汝の名は、女なり!
ミカムラ:やめろぉーっ!
ドモン:気分はどうだ?
アレンビー:もうすっかり。
ドモン:どうした?
アレンビー:レインさん、追わないの?
ドモン:お前もそれを言うのか……
アレンビー:あなたが、本当に大切に思ってる人を、知ってるもん!
ドモン:俺が思っても……俺は必要とされてないんだ…… レイン……
レイン:ドモン!
ドモン:んっ? なんだ!?
ミカムラ:くっ…… うう…… レ、レイン……
ウルベ:さあ、お前の新たなる命だ! 目覚めるがいいっ! デビルガンダムッ! はっはっはっはっはっ! そうだ、いいぞぉ…… はっはっはっはっはっはっ! さあこれでデビルガンダムの本当の復活だ! はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!
チボデー:おーい爺さん、爺さーん!
ハン:んんっ?
チボデー:ドモンは、ドモンはまだ戻ってないのか!
ハン:いーや、まだじゃが……
サイ:アニキッ! アニキいるかっ!
チボデー:おい! お前たちも聞いたのか!
アルゴ:ああ、ランタオ島でガンダムの回収をしていたら、突然な。 今ナスターシャが、発進位置をたどっている所だ!
チボデー:ええい、こんな時にドモンは何してるんだ!
サイ:はっ! 帰って来た!
チボデー:ばっかやろう、急げ! レインが危ないんだぞぉ!
ドモン:なんだと!?
ミカムラ:頼む…… ドモン……
ドモン:誰だ! 誰が俺を呼ぶ!
ミカムラ:頼む……レインを救ってくれぇ…… ああ、うう…… 頼む、ドモン・カッシュ君……
ドモン:この声は、ミカムラ博士……
ミカムラ:このままでは……レインが…… ウルベに……デビル……ガンダムが……
ドモン:なんだって? おい! おい! どうした、博士! おい! うわっ!
ウルベ:死に損ないが…… どこに消えた……
ドモン:ええぃ…… 切れちまった……
アルゴ:言ってやれ!
ジョルジュ:レインさんが待っているのでしょう!
チボデー:たぁぁぁーっ! まだ迷ってんだったら、俺が行って、レインを頂いちまうぜ!
ドモン:だが……
レイン:私を追わないで下さい…… 父の罪は私の罪…… もうあなたに会う事はできない……
ドモン:そうだ…… もう……レインと会う理由なんて無い……
サイ:どうしてだよ! どうして好きな人に会うのに理由なんているんだよぉ!
ドモン:サイ・サイシー……
サイ:アニキが……アニキがはっきりしないだけなんじゃないのかよ! すねてるのアニキの方じゃ無いのかよ!
ドモン:お、俺が……?
サイ:違うのかよ、違うのかよーっ!
ドモン:サイ・サイシー……
ハン:その子の言う通り。 理由なんてどうでもいい。大切な人のためには命を懸ける。
ドモン:おお……
ハン:それが男の定めかのぉ。
ドモン:……ああ!
ホイ&ミン:ははっ……ふふっ!
ドモン:わかったぜみんな! 俺の勝利はいつでも! お前達の友情と、俺を支えてくれた、ただ一人の女のためにあった! それがわかった今、俺とレインの未来はこの手で掴む!
チボデー&サイ&ジョルジュ&アルゴ:おう!
ドモン:なら行くぞ! ガンダァァァァァァァムッ! ううっ…… ぁぁぁぁっ…… ふぅぅぅぅぅん……とおっ!!
ホイ:さよなら、ドモーンッ!
ミン:もうレインを離しちゃダメだよぉ!
ハン:頑張りなされ、お前さんはもう小さなホーロー虫じゃない。でっかい男じゃよ。
ドモン:待っていろ、レイン! 今俺が迎えに行ってやる! 来い、キャリアァァァァーッ!
カラト:な、なんじゃ!
ドモン:よおし、これで大気圏を突破できるぞ!
ウォン:そーうはいかせません。
ドモン:こいつは! 四天王ウォルターガンダム! だが、一体誰が!
ウォン:ふっふっふっふっふっ……
ドモン:ん……
ウォン:私だよ…… 忘れたのかね? 貴様のおかげで世界の指導権を奪われた男……そう、ウォン・ユンファだぁっ!
ドモン:その体、まさか! どぅあああっ!
ウォン:はっはっはっはっはっはっはっはっ! そうだ、今の私はDG細胞の力を得た、グレート・ウォンだぁぁっ!
ドモン:うあああっ!
ウォン:はっはっはっはっはっ! 貴様を宇宙になど行かせるものか! そうだ、デビルガンダムは私のものだっ!
ドモン:なにっ! じゃあ、デビルガンダムは再生したのか!
ウォン:あーあ、そうだ! 誰かは知らんが私の目論見通り、生態ユニットに女を使ったようだ!
ドモン:まさかレインが……!?
ウォン:ひゃっはっはっはっはっはっはっはっ! そうだ、感じるぞ、感じるぞ、デビルガンダムは今度こそ本当に復活だぁぁぁっ!
ドモン:貴様ぁぁぁぁっ!
ウォン:うるさぁぁぁぁいっ!
ドモン:ああっ、しまった、キャリアーがぁぁぁぁっ!!
ウォン:ふっはっはっはっはっはっ! 落ちろ、落ちて砕けろぉっ!
ドモン:ぐあああああっ! このままでは、地上に激突してしまううっ!
マスター・アジア:ドモン!
ドモン:ううっ!?
風雲再起:ヒヒヒヒヒヒヒヒヒーン!
ドモン:師匠?
マスター・アジア:うむ。
ドモン:ん……そうか!
ウォン:ふっはっはっはっはっはっはっ! さあ待っていろデビルガンダム! 今度こそ、今度こそお前の力で、再びネオホンコンの……いや、全宇宙の王となってやるぅぅ!
ドモン:そうはいかんぞおっ!
ウォン:んん?
ドモン:ウォン! 所詮貴様はファイターにあらず! 俺を倒す事などは無理!
ウォン:はぁっ!?
ドモン:行くぞ、風雲再起ぃーっ!
風雲再起:ヒーヒヒヒヒヒン! ヒーヒヒヒヒヒン!
ドモン:人の恋路を邪魔するやつあぁっ! 馬に蹴られて地獄へ落ちろぉぉっ! ばぁぁぁくねつっ! ゴッドォ! フィンガァァァァッ!
ウォン:うおおおおおっ!! うううう…… どうせお前たちは終わりだ…… デビルガンダムの抹殺の意思は生きている……
ドモン:うるさいっ!
風雲再起:ヒーヒヒヒヒヒン!
ドモン:さあ、これで邪魔はいなくなったぞ! 急ぐぞ、風雲再起ぃぃっ!
風雲再起:ヒーヒヒヒヒヒン!
ドモン:待っていろ、レェェェェェェェェイィィィィィィィィィン!!!
(次回予告)
みなさんおまちかねーっ! 大変な事になりました! ウルべの宣戦布告を合図に、世界各国のコロニーに攻撃を開始するデビルガンダム! レイン救出に向かったドモンも大苦戦! しかしそこへ、熱い絆の仲間たちが駆けつけるのです! 機動武闘伝Gガンダム!「デビルコロニー始動! 大進撃シャッフル同盟」にぃー! レディィィ…ゴー!
第47話「デビルコロニー始動! 大進撃シャッフル同盟」へ
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