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第22話 戦士の絆! デビル包囲網を突破せよ
チボデー&サイ&ジョルジュ&アルゴ:ド、ドモン!
シュバルツ:馬鹿者が! お前の修行はまだ完成していないのだ! それなのに!
ドモン:しぃしょぉぉぉぉ!!
マスター・アジア:ドモォォン!
ドモン&マスター・アジア:今日こそ決着をつけてやる!
★マスター・アジア:ダァークネェス!
★ドモン:シャァァイニング!
ドモン&マスター・アジア:フィンガァァァ!!!
ストーカー:さてみなさん。 ご覧の通り、遂にドモンはマスターと最後の決着の時を迎えようとよしています。 ですが、幾多の死闘を生んで来たガンダムファイトも、決勝大会まで後2日! 果たして彼らは、マスターの魔の手を逃れ、決勝会場のネオホンコンへと向かう事ができるのでしょうか。 それでは! ガンダムファイト! レディーゴー!!
サブタイトルコール:戦士の絆! デビル包囲網を突破せよ
ドモン:どぅあああ!!
マスター・アジア:ふっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ はっはっはっ!
ドモン:どぅあああ… ぐ!!
チボデー&ジョルジュ:ドモン!
サイ&アルゴ:ドモン!
マスター・アジア:はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ ふっはっはっはっはっはっはっはっはっ!
ナスターシャ:な、なんだあれは!
兵士:報告します! あの物体は、このギアナ高地を完全に包囲しています!
ナスターシャ:なんだとぉ! 一体何が起きているんだ…
ドモン:オ… 俺の右手が… うっ
マスター・アジア:ふっふっふっふっ バカな奴らだ。 ドモンなどにかまっておるから! このような目にあう! さあ! おとなしく最後を迎えるがよい!!
ドモン:しぃしょぉぉ…
マスター・アジア:やれいっ!
ドモン:ししょおおお!!
シュバルツ:伏せろ!
マスター・アジア:うっ…
シュバルツ:いいか! ここは逃げるのが先だ!
マスター・アジア:おお!? ほう、上手く逃げたものだな。 まあいい。 どうせ奴らの逃げ場は1つ。 ドモンよ、今は逃れても、いずれは我が足下に屈すると知るがよい! はっはっはっはっはっはっはっはっはっ!
ナスターシャ:我々は完全に包囲されている! しかし、決勝大会まで後2日しかない以上、なんとしてもこれを突破して、ネオホンコンへ向かわねばならない。 それはここにいる誰もが同じ事。 そこでだ! 先ほど地下から出てきたガンダムヘッドの性能を調べてみた。 見ろ! 試しに無人機を飛ばしてみた所…
サイ:うっひゃああ!!
チボデー:ひゅう〜♪ グレイトォー!
ナスターシャ:この攻撃を避けるためには、大気圏ギリギリまで上昇する必要があるが、運べる機体はボルトガンダムだけで、手一杯だ。
チボデー:つまり、逃げたければ、俺たちのガンダムを置いてけって事かよ。
ナスターシャ:そういう事だ。
シュバルツ:では、その手は問題外だな。 ここはやはり全員で1ヶ所を集中突破するしかあるまい。
ナスターシャ:うん… この際は…
サイ:ちょい待ち! ドモンのアニキはどうなるんだよ! ボルトガンダムはすぐ直るからいいかもしんないけどよ! けど、アニキのシャイニングガンダムは簡単には直らないんじゃない? だって内部があんなにやられたんじゃ…
ドモン:いや、完全に動かなくなったわけじゃあない。 それに、ネオホンコンにははってでも辿り着くさ。
レイン:大丈夫よ。 ガンダムは、私が直して見せるわ。 ねっドモン。
サイ:お姉ちゃん! 気がついたの!
レイン:ええ… もう大丈夫… だから半日もあれば…
ドモン:ダメだ! 半日もじっとしていたら、敵の総攻撃を受けて共倒れになるのがオチだ!
チボデー:たったの半日だろぉ! 5機のガンダムが協力すりゃ、それぐらい持つと思うがねぇ。
ドモン:あ?
チボデー:い? え いいああっ 勘違いすんなよ! お前のためじゃねぇぞ! レディのために言ってんだからな!
ジョルジュ:私もチボデーに賛成ですね。
サイ:要はあさってまでにネオホンコンにつきゃいいんだろ。
アルゴ:俺も…
ナスターシャ:わかっている。 新宿での借りを返すいい機会だからな。
シュバルツ:話は決まったな!
ドモン:お前らっ…
レイン:うんっ
チボデー:よぉし! それじゃあ作戦開始と行くかぁ!
ジョルジュ:ええ。
サイ:おう!
ナスターシャ:では、作戦を説明する。 我々の現在位置はここ。 周囲にあるガンダムヘッドの行動範囲は限られいるため、敵はデスアーミーによる攻撃が中心と思われる。 それに対して、我々も3派にわけて、敵を待ち受ける事にしよう。 まず北側の守りだが、ここは、ガンダムシュピーゲルとドラゴンガンダムに守ってもらう。 当然我が軍の兵士や、地雷などの使用は許可しよう。 次に、南西部だが、ここは我がネオロシアのボルトガンダムに守ってもらう。
最後に、北東部の守りについては、ガンダムローズとガンダムマックスターにお願いしよう。
チボデー:敵は大群なのに、この程度の地雷で大丈夫かな?
ジョルジュ:まあ、何もしないよりはマシという事ですかね。
アルゴ:南西部、セット終わったぞ!
サイ:こっちもお終い。
チボデー:北とぉぉ部! 準備OKだぜ!
ナスターシャ:よし、後は敵が動き出すまで、各位その場で待機せよ。
シュバルツ:残るは脱出口だな。 私に任せてもらえるのなら、これで脱出口を作れるが?
ナスターシャ:信号弾!? そんな物でどうするつもりだ!
サイ:そうだよ。 連絡だけなら今でも問題無いし。
ジョルジュ:敵に目立ってかえって危ないのでは?
チボデー:ああその通りだぜぇ!
シュバルツ:大丈夫。 戦闘のポイントで使えば、絶大な効果を生むはずだ。 じゃあ、後の守りはよろしく!
レイン:でも、ライバルとは言ったって、やっぱりいざとなればファイター同士ね。 みんないい人たちばかり。 ちょっと素直じゃないけど… ねぇ。 どうしたの? さっきから黙り込んじゃって。
ドモン:うるさい! 口より手を動かせ!
レイン:あーらら。 一番素直じゃない人がここにいたわ。あっ
ドモン:はぁっ! うんっ… バカ! 何やってんだ! はっ!
レイン:ああっ!
ドモン:おい熱が 待ってろ、今医者を!
レイン:今は、ガンダムを修理する方が先よ。
ドモン:しかし!
レイン:私も医者よ。 ダメだと思ったら、自分でそう言うから。 やらせて!
ドモン:レイン…
マスター・アジア:ふっふっふっふっふっふっふっふっふっ ふっふっふっふっふっふっふっふっ 何やら小細工をしておるようだが、この東方不敗の前では、無意味だという事を教えてくれる。
ナスターシャ:遂に動き出したかマスター・アジア! 問題はシャイニングガンダムが直るまで! こちらが持つかどうかだ!
サイ:北側エリア、今の所敵は見えない!
チボデー:北東エリアもノープログレムだぜぇ!
ナスターシャ:アルゴ! アルゴ! 南西エリアに動きは無いのか!
アルゴ:こちらも特に… ぐっうわぁ!
チボデー:来たか!
ジョルジュ:南西とは!
サイ:待ってろ! すぐ行く!
アルゴ:来るなぁ! こいつらは囮だ! そう、俺が海賊時代、よく使った手だ。 本隊は必ず、別の場所に現れる!
チボデー:おいおい信じていいんだろうな? んんっ? 来たぁ! ほんとに来やがった!
ジョルジュ:さすが元海賊。 集団戦には、一日の長があるようですね。
チボデー:けっ! かじってる場合かよ?
ジョルジュ:では、やりますか。
チボデー:おおよぉ!
シュバルツ:始まったか… なんとか耐えてくれよ… 危険だが、これ以外に脱出の方法は無い!
(アイキャッチ)
ドモン:始まったかのか! だが、いくらアルゴ達でも支えきれるのか! レイン! 早くしてくれ! はっ! レイン! ああっレイン! しっかりしろ! レイン!
レイン:ん… ドモン…
ドモン:大丈夫か?
レイン:ごめんなさい。 みんな戦っているっていうのに。
ドモン:無理するな。 後は俺が何とか!
レイン:ううん… ここは私じゃないと直せないわ。 私じゃないと!
ドモン:一緒に直そう。 お前が指示をしてくれ。 俺はその通りにする。
レイン:ええっ…
ドモン:いつか、マスターと闘った時、お前も一緒に闘ってくれただろ? 今度は俺の番だ。
レイン:わかったわ。 でもお願いがあるの。 修理が終わっても、一緒にいさせて。 私も離れたくないの。 だってこれは私たちのガンダムでしょ?
ドモン:わかった。 約束しよう。 これは二人のガンダムだからな。
兵士:現在、防衛ラインは各ガンダムの動きにより、接近するデスアーミーから守られております。
ナスターシャ:だが、あまりにも敵の勢力が弱すぎる。 変だ!
サイ:ねぇねぇ オイラも他のエリアに移った方がいいんじゃない? だって相手が攻めてこなきゃ、こんなとこにいたって うわあ!!
ナスターシャ:どうした!
サイ:うっひゃあ! 出てきた出てきた! 前言撤回! ウジャウジャウジャウジャ来た来た!
マスター・アジア:ふっふっふっふっふっ あの防衛網の張り方、多少はよう兵の心得があると見える。 ならばぁ!本隊を持って一気に攻め落とす!
兵士:監視所より報告します。 我が陸海空! 四方を包囲されました!
ナスターシャ:こ、これが奴らの本隊…!!
マスター・アジア:はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!
ナスターシャ:マスターめがぁ!! シャイニングガンダムの方はどうだ!
兵士:それが、まだかかるとの事です!
ナスターシャ:ええい! 何をしているあの二人は!
兵士:あの、監督! ここは我々だけでも、ボルトガンダムと共に脱出に踏み切った方が!
ナスターシャ:ばかものぉ!!
兵士:おおっ!
ナスターシャ:自分達だけが助かろうなど、貴様は我がネオロシアに、恥をかかせるつもりか!
兵士:はっ! ははっ!
ナスターシャ:全ガンダムに伝えろ! 敵の本隊にひるむな! それぞれの国の名誉と威信を懸け、この戦いに勝利せよ!
(勝利者達の挽歌)
ジョルジュ:どうやら、地雷を仕掛けておいて正解でしたね。 ぬっ!!
チボデー:へっ お前さんを助けるとは思わなかったぜぇ! おぼっちゃん!
ジョルジュ:その呼び方は、やめて下さい!
チボデー:サンキュー! でもな!こいつら! 切りがねぇ!
ジョルジュ:ふっ
チボデー:おい! 余裕じゃねぇか! こんな時に思い出し笑いか?
ジョルジュ:いえ、考えてみれば、我々は決勝大会にもゆかず、なぜこんな事をやっているのかと思いましてね。
チボデー:まっ そうさな。 要はみんなと同じ、あのジャパニーズさ!
サイ:でもねっ! 言っとくけど、決勝戦でドモンのアニキを倒すのはオイラだからねっ!
ジョルジュ:いやいや残念ながら、私が先に決着をつけさせてもらいます。 騎士の誇りにかけても。
アルゴ:だが! そのためにもここを守り通す!
チボデー&サイ&ジョルジュ&アルゴ:そう、全員揃ってガンダムファイト決勝の地、ネオホンコンへ行くために!
マスター・アジア:ふっふっふっ そろそろワシ自ら動いてやるかぁ!
ナスターシャ:シャイニングガンダムが直った!?
ドモン:これで、俺も充分戦える!
シュバルツ:待てっドモン! 今からうって出ても大勢は変わらん!
ドモン:なんだって!
シュバルツ:わからんかドモン! 防衛網はすでに無いに等しい! ここはうかつに動かず、脱出のチャンスをうかがうのだ! ナスターシャ! そのために各ガンダムを高台に後退させてくれ!
ナスターシャ:お前なにを考えている!
シュバルツ:説明している暇は無い! 頼む!
サイ:なんだよぉ あの覆面のアンチャン。 今まで隠れてたくせにぃー!
チボデー:でも、仕方ねぇーや!
アルゴ:この現状を考えればな!
ナスターシャ:よーし、発進準備急げ!
ドモン:レイン…
ナスターシャ:来たぞ! マスターの本隊だ!
マスター・アジア:ふっふっふっふっふっふっ
ドモン:ししょおお…
マスター・アジア:ふん ここまで来てやっと脱出か。 だが! 時はすでに遅し! ふん!? 地雷か! なめおってからにぃ!! んん!!
ドモン:こ、これはっ!
シュバルツ:よぉし! はぁぁぁぁぁぁぁ!! 行くぞぉぉぉ!! ちぇあああ!!
マスター・アジア:ん、なんだ!? まさか! なんとぉっ! おーのーれー!!
サイ:いーやったぁー! 気持ちいい!
チボデー:やってくれるじゃねえか! ネオドイツの野郎!
ドモン:この流れで! 崩れた周囲の一角から逃げ出すって事か!
ナスターシャ:なにをぐずぐずしている! 奴らの態勢が乱れているうちだぞ! レイン・ミカムラの事は安心しろ! ネオホンコンまでは私が責任を持つ!
ドモン:頼む…
アルゴ:決勝で待っているぞ… ドモン・カッシュ!
ドモン:レイン。 すまない、嘘をついてしまったな…
ジョルジュ:ドモン・カッシュ。 さあ我々も急ぎましょう! 決勝会場が私たちを待っています!
チボデー:そこでぇ! 俺たちの本当の決着を!
サイ:いいねぇ! アニキ!
チボデー&サイ&ジョルジュ:いざ! ネオホンコンへ!
ドモン:また会おうか… だが、俺にはまだここでやる事がある! さあ! もう出てきたらどうだ!
マスター・アジア:はっはっはっはっはっはっ! 友を無事行かせるために残るとは、つくづく馬鹿な奴め!
ドモン:うるさい! 俺はもうあんたを師匠とは呼ばない! 今日からは俺の敵、マスター・アジア、東方不敗!
マスター・アジア:ふっはっはっはっはっはっはっ 育ててやった恩を仇で返す愚か者っ!! その減らず口も今日限り! 見よっ!
ドモン:あっああっ!
マスター・アジア:ばぁかめがあ! さっさと逃げれば良かったものを!
ドモン:デ、デビルガンダム! キョウジ!!
(次回予告)
みなさんおまちかねーっ! 大地を引き裂いて再び出現したデビルガンダム。 そして、情け容赦ない攻撃を仕掛けてくるマスター・アジア。 立ち向かうドモンは、遂に修行を完了し、究極のスーパーモードを発動させるのです。 機動武闘伝Gガンダム!「宿命の闘い! ドモン対デビルガンダム」にぃー! レディィィ…ゴー!
第23話「宿命の闘い! ドモン対デビルガンダム」へ
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